住宅ローン控除が打ち切られ税金が増えてしまうリスク!

住宅ローンを借り換えたり、繰り上げ返済したりすると、将来の家計の負担を減らせることがある。ただし、うっかりミスで住宅ローン控除が打ち切られて税金が増えてしまうことも。気をつけるべきポイントをまとめた。

住宅ローン控除はローンの年末残高の1%分を最長10年にわたって所得税などから差し引いてくれる仕組み。
一般的な住宅なら上限は年40万円だから、計算上は税金を最大400万円も減らせる。ところが、いろいろ条件があり、これを知らずに打ち切りの憂き目にあう人が少なくない。
 東京都の会社員Aさん(40代)は「計算したら200万円近い損失で、がくぜんとした」と振り返る。2014年に期間10年のローンで一戸建てを買い、その年はローン控除をしてもらったが、翌年に300万円を繰り上げ返済したのが失敗だった。

 Aさんは繰り上げ返済をしても月々の返済額はそのままにして完済までの期間を2年短くした。ローンの期間が8年になったわけだが、実はこれが大きなミス。ローン控除は「期間10年以上」でなければ認められない。

ちなみにローン控除をしてもらえる期間はマイホームを買って入居した年から最長10年。これはローンを借り換えても延長されない。
繰り上げ返済や借り換えで失敗しても挽回はできる。残っているローンをあらためて別の金融機関で借り換えし、そのローンの返済期間を10年以上にすればいい。

期間延長に応じる金融機関もあるので打診してみよう。借り換えには手数料などのコストがかかるが、それでもメリットがあるか、よく確認したい。